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マニアックヨセ講座 その1 ~分数に萌えよう~

※ 本記事は、あなたの実力向上や勝率アップに貢献することは、たぶんないはずです。
「こんな人もいるんだなあ」くらいに思っといてください。


「無限」というものには、2方向が考えられます。
「無限大」と「無限小」です。

無限大はイメージしやすいところで、宇宙が際限なく大きく、「果て」というものを考えることが不可能です。
だって無限大ですからね。

無限大には人間はぜったい届かないから、じゃあ、自分の手で触れるものくらいはちゃんと理解しよう。
と、思った矢先、もうひとつの無限が登場します。「無限小」です。
17世紀のフランスの哲学者、パスカルはこう言っています。
「無限のなかにおいて、人間とはいったい何なのであろう。」

「・・・その知る限りのなかで最も微細なものを探究するがいい。一匹のだにが、その小さな体のなかに、比べようもないほどに更に小さな部分、すなわち関節のある足、その足の中の血管、その血管の中の血、その血の中の液、その液の中のしずく・・・(以下略)」
「彼はその中に無数の宇宙を見、そのおのおのがそれぞれの天空、遊星、地球を、・・・・そしてついにはだにを見るがいい。」
(『パンセ』、前田・由木訳 中公文庫 43頁)

人間より小さく、目の前にあるものの中にさえ、人間が絶対に到達できない無限があることを、パスカルが良い感じで語ってくれています。


さて、囲碁はどうでしょうか。
碁盤には宇宙の果てがあって、はしっこの線がありますから、無限ではありません。
でも、碁盤の広いこと広いこと。とても全ては極め尽くせない、と思わせるには十分ですね。
人間にとっては無限大に等しいです。

では、確実にわかるところから始めよう。
と思い、「この一手は数字にするとどれくらいかな」と数えたときに・・・

すごい世界が広がっていました。




白を三つ取る黒1,つなぐ白2は、後手3と6分の5目。



隅っこの地をとる黒1,白2は、後手13と24分の11目。



この状態で、黒が切りを打って白が押さえると、それだけで
白地を8分の1目だけ減らせる。


あれ、囲碁って最後、整数で数え終わる(78対76みたいに)はずですが・・・
一見、整然と見える碁盤の下のほうには、どろどろした分数の沼が広がっていて
何気ない一手が、隠れてすごい数字だったりする。
どうですか?萌えませんか?
大事なのは萌えです。
無限小のほうに体をむけて、分数の世界を探究していきたいと思います。

・・・続く 多分
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