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明日13時半から囲碁の鉄人最終局\(^_^)/

こんばんは、囲碁の鉄人 関翔一です。

明日、12月11日は
囲碁サロン渋谷の「囲碁の鉄人」

ついに最終対局となります。

ことしの2月から、5人で50連勝を目指して
15路盤・2子局で、武宮会のかたがたを相手に
団体戦を戦ってきました。

危ない場面を何度ものりこえて
ただいま45連勝!
最終日は5人みんな対局します

相手チームも最強選手が登場で
どんな結末になるのか。
どんな碁が生まれるのか。
わたしは13時半から対局します。
ぜひ見に来てください(*^_^*)


勝っておいしいお酒を飲むために
今日は詰め碁とヨセを練習して
いつも通りアルコールを注入して
早く寝ます(目標)
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囲碁の鉄人、六局目 ~僕は怖い人じゃありません~

100万がかかる最終日は12月11日(日)13時から! 囲碁の鉄人のページはこちら

7月某日。

六局目まできた。
冬に始まった「囲碁の鉄人」も、夏にさしかかる。
月に一回、わたしは後半に対局日があるのだが
もう、この企画が日常に溶け込んでいる感じがする。
緊張はするけど、穏やかな気持ちで
碁盤に向かえているような気がする。


ところで、囲碁のタイプ(「棋風」といいます)
というのは人によって違う。
陣取りゲームだけれど、誰もが常に陣地をとっているわけではなくて、
すぐに陣地を取りに行くか、あるいはすぐには取りに行かないか。
大きく広げるか、小さくても確実に増やすか。
石を攻める方が多いか、あるいは守る方が多いか。
このあたり、千差万別である。

近しいところでいえば、たとえば鉄人の井場氏は
どちらかといえば、すぐに陣地は取らないイメージ。(厚み派)
谷口氏は、すぐに陣地をとるイメージ(実利派)
みんな強いから、基本的にどんな作戦でもできるけれど
その中でも、好みが出てくる。

さて、僕はといえば・・・
大きく広げて、入ってきたやつを攻める。とにかく攻める。
みたいな感じ。
これは子供のときからそうだし、多分これからも変わらない。
鉄人5人の中では、おそらく一番荒削りな部類である。

棋風というのは見かけによらないもので
こんなモヤシみたいな僕でも、
碁盤の上では筋骨隆々
幻影旅団でいえばウヴォーギン
ドラクエ6でいえばハッサン
みたいな碁を打つ。
そうかと思えば、いかにも強そうな風貌の人が
計算で勝つ、クレバーな碁を打ったりする。


そんなパワーキャラの僕だけれど、
大石を取って勝ったのは、この六局目が初めてだ。
意外と石を取った記憶が少ない。
こんなんで大丈夫なのだろうか。

僕と対局すると、中には取られるのが怖くて
ビビる人もいるのだけれど
それは誤解というもので、強引につぶしに行くことは
あんまり多くない。

「攻めた結果陣地ができる」
というのが、囲碁で最も良い陣地のひとつとされていて、
僕はそれに惚れ込んでいる。
だから、それがしやすい5の5に
惚れ込んだのかもしれない。
石を取るのではなく、
陣地を取るために攻めるのだ。

今回も、そのつもりで打っていた。
おあいてはSさん、優しそうなおじさん。

棋譜はこちらです。


右上の戦いから、白石がどんどん中央にのびて
碁盤の下半分がむくむく、大きな白になってきた。

右下、ついに黒が入ってきた。
ささおさん1

「三々」というところである。
隅の陣地といえば三々。
そしていつまで経っても、「さんさん」と文字打っても三々に変換されない
切ない石である。

右下は「5の5」のところ、
広いので、黒地ができちゃうのは仕方ない。
狭くするように攻めていこう。
そう思った矢先

ささおさん3

あっ



黒が狭くなりすぎて、取られちゃった。
いや、殺すつもりはなかったんですけどねー

ささおさん2

黒3で、上の方に進んでいれば無事だった。
右下は黒にあげたけれど、そのかわりに
白10まで、下辺がもっと大きくなる。
まだ勝負は追いついてないけど、なんとかなる予感はした。
入られて地固まる、
雨降って地固まる。

Sさん、ありがとうございました!

囲碁の鉄人、五局目 ~ミッシェルが我が血なり~

「囲碁の鉄人」ページはこちら。

tmge.jpg
(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 、コミ6目半)

6月某日。


「ハチワンダイバー」という真剣(賭け将棋)の漫画がある。
作者、柴田ヨクサルさんは元奨励会で、将棋棋士を目指していた。
ハチワンダイバーのひとつ前の「エアマスター」も大好きだ。
囲碁と将棋が近しいから、ということもあるけれど、
この人の漫画を読むと戦いたくなる。
個人的には、囲碁を覚えるきっかけのヒカルの碁よりも、
囲碁を打ちたい気持ちにさせられる。

そのハチワンダイバーに右角という真剣士が出てくる。
普段はなよなよした人間だけれど、
ミッシェルガンエレファントを聴くと「獣人」になり、相手の駒を喰らいつくす。

まあ聴きましょうか。


右角が登場するとき、作者のテンションも最高潮に達してる感じがする。
きっとミッシェルを溺愛しているに違いない。

僕もミッシェルが大好きなので、
大事な勝負の前には必ず
ミッシェルガンエレファントの
「チキンゾンビーズ」を聴くことにした。
肉を裂き、骨を粉砕するような・・・
これが自分の表現したい碁にもっとも近いと思えてならない。
とくに最初の4曲のあたりですな。

僕の5局目は、そんな感じの一局だった。
お相手はHさん、優しいおじちゃん

棋譜はこちらです。


なんと黒も5の5を打ってきた。
非常にノリがよい。

電車から聴いていたミッシェルガンエレファントがまだ頭に残っていて、右上からゴリゴリ仕掛けてみた。

hiraisan.jpg

いい手かどうかは・・・しらない
相手の隅っこを根こそぎ奪って、
あわよくば取りたいと思っていた。

hiraisan1.jpg

そして、テンション上げてこう打ってみた。
右辺の黒は取れなかったけれど、下辺の黒が取れた。

中盤で左辺の白が危なくなったけれど、
そこは気合いで回避
相手の見損じにも助けられ、中押し勝ちでした。

Hさん、ありがとうございました!

囲碁の鉄人、4局目 ~恥ずかしいことをした。~

「囲碁の鉄人」ページはこちらから。

5月某日。

そもそも、囲碁とは何だろうか。
これを最近、一日に一回は
必ず考えている。

囲碁は勝負だろうか、芸道だろうか、
伝統文化だろうか、たんに遊びだろうか。

また、ルールを見ても
ひとつの「囲碁」が連綿と続いたわけではない。
江戸時代はコミがなかったし、
白黒お互いに、決まったところに石を置いてから始める
「事前置き石制」というのも昔、あったし
21世紀でも、日本ルールと中国ルールは
ぜんぜんちがう。

囲碁の概念はあやふやであいまいだ。
「これこそが囲碁である」、
というのがみんなで一致したことは
人間の歴史上一度もなかったし、これからもない。

それでいいのだ。
囲碁との付き合い方は多様でいい。
対局せず見てるだけでも楽しいし、
詰め碁を作ったり、一手の価値を数字にしたり、
「それは囲碁ではない」と誰が言えるだろうか。

「これこそが囲碁だ」
と、囲碁の概念をはっきりさせるのも大事だけれど
「これも囲碁、あれも囲碁」と
囲碁の概念を広げていく営みも
同時に考えていけたらいい。
囲碁はこないだ芸術になったし、
また、予想もしなかった方向に
進んでいけるとも思う。


「囲碁の鉄人」は勝負だ。
一番先頭に来るのは「勝ち負け」。
ほかのことは、基本的にはあんまり
考えなくても成り立つけれど、
やっていくうちに、
「囲碁ってなんだっけ」と
揺さぶられる瞬間が来た。

四局目の棋譜はこちらです。

お相手はM五段、
白髪の素敵な優しそうなおじさん。

碁盤の左側のほうが、
黒の大きな空間ができて
そこに入って行かなきゃならず
ちょっと苦労した。
全然白地ができなかったけれど、
右上の隅ができたりして
たぶん白71の手あたりで
追いついたと思う。

結果は2目勝ち、
今までで一番ギリギリの勝負だった。

しかし、勝ったはいいものの・・・
最後のほうで、変なミスを二回した。
一つは白の117手目
これは、いわゆる「ダメ詰め」である。
なんも陣地を作ってないし、
相手の陣地が減ってもいない。

まつもとさん

こっちですね。
白1、3なら、自分を増やしながら
相手を減らしている。
なんでこう打たなかったのか。
ぼーっとしてたんだと思う。

極めつけは、最後の右上149。
「隅の急所は2の1」とはよく言ったもので
この辺に打つと、だいたい二眼できるし、
陣地がなくなる「セキ」にもならない。
勝ってるのは分かってたし
早めに打っておいたものだ。

でも、これは帰りの山手線で気付いて
ちょっと声をあげてしまったけれど
そもそも、この手いらないんだな・・・。

まつもとさん1

この白1でも、この陣地は完璧だった。
実戦みたいに、自分の陣地の中に打って
自分で狭くすることはなかった。

まつもとさん2

黒が何をしてきても大丈夫なんですね。。。

持ち時間がほぼなかった、というのもあるけれど、
「対局中にダメ詰めする」とか
「自分の陣地の中に打って損する」
というのは、芸道ということから言うと
あんまり、きれいなものではない。
自分の教材でも載せた形だったのに・・・。

勝ったのは良かった。
でも、勝負以外の意味で
このあと一か月くらい、
ちょっともやもやした。

Mさん、ありがとうございました!

囲碁の鉄人、三局目 ~あれ、5の5は・・・~

「囲碁の鉄人」ページはこちらです。


4月某日。

そもそも、なぜ僕は5の5しか打たないのか。
「中央重視のスタイルだから」「得意だから」
というだけでは語りきれない。
別に、5の5以外にも良い作戦はたくさんあるのだから。

それはただただ、「愛着」というものに尽きると思う。

囲碁はただ勝負をつけるゲームじゃなくて、
碁盤の上に自分の時間を流し込んで
碁盤の上でその時間、生きるということだ。
その時間が充実するか、しないかが
最も重大な問題なのである。

だから、人によっては、最初の数手に
異様にも見えるようなこだわりを持つことがある。
たとえば、いぜんの武宮正樹九段が三連星、
そうでなくても絶対に星から始めていたように。
最初の一手がどこが最善かは知らないけれど、
一局の雰囲気を大きく決めるのは確からしい。


5の5愛については、またおいおいお話するとして

自分の三局目を迎えた。
全体の局数で言えば15戦目
50まではまだまだ遠い。

棋譜はこちらです。

白1はとりあえずここに打つべしと
憲法で決まっている。
しかし今回のWさん、
すぐに黒2と、5の5のところに入ってこられた。

囲碁は、はしっこを陣地にするのが良いといわれる。
しかし「5の5」は、はしっこを陣地にする気持ちは
あんまりない打ち方である。
右下の隅っこをどんどん、黒の陣地にされたけれど
白の気持ちとしては、うれしい限りだと思う。
そのぶん、白のカベができたので
他の広いところで、良い感じに
打っていければよろしい。
左下、白13から黒の一個を攻めていった。

・・・ふう、左下おわった。
さて、左上のすみっこが空いているから
お先に失礼っす

watisan1.png









・・・・!?




どう見ても小目です、本当にありがとうございました

そう、途中からほかの鉄人に代わってもらったんです。
嘘です。


5の5が義務なのは、最初の一手目だけなんです。
今回は、左下のほうの白くん達を
おおきな陣地にしたかったので、
ここの「小目」がよかろうと
判断いたしました。

watisan2.png

これなら「5の5」ですが
ちょっと打ちにくいです。
ネタとして打つのはありだけど
真剣勝負なんで・・・

watisan3.png

左上、黒2のところに入られてみましょう。
実戦の流れと見比べていただくと
陣地の大きさ、だいぶ違うでしょう。

これ、囲碁の言葉でいうと
「厚みに近寄るな」です。
左下の白くん達はもう健康だから、
あんまり世話をやきすぎず、
ちかよりすぎないで、大きく
陣地を広げましょうと
そういう教えです。


この小目のおかげで、
白の陣地が巨大になって
今回も勝つことができた。
Wさん、ありがとうございました!

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