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6月23日は「5の5会」!ゲスト大沢摩耶さん

どうも、囲碁アートの関です。

久しぶりの更新となりました。
今月23日の日曜日、

「5の5会」

という囲碁のイベントがあります。

5の5会大沢さん

場所・初台囲碁クラブ(京王新線初台駅徒歩5分)
参加費 3000円(高校生以下は1000円)
13時半~17時半 

今回でもう6回目になります。始めたのが昨年7月だったので、ちょうど一年くらいですね。

囲碁をことばにするお仕事、囲碁インストラクターのかたを毎回お呼びして、解説しながら真剣勝負をする
というあたらしい形を作っています。

今回のゲストは大沢摩耶さん (クリックで大沢さんのブログへ)

いわずと知れた?チャンピオンです。
先日、団体戦を一緒に組む機会があり(5人一組のオールアマ団体戦。3位でした)
ぜひ次の5の5会に!!! ということでお願いしましたところ、ご快諾いただきました。

まだ勝負したことはないな・・・と思ったら、わたしが高1くらいのときに一度二子局で教えていただいたのを思い出しました。
負けた気がするので、リベンジしたい気がします。笑
5の5という武器を得て、恩返しができれば!

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基本的に、わたしは他の人の碁がわかりません。

子供のころから棋譜並べが大好きで、暇さえあればずっとやっていたのですが
「どんな気持ちで一手が打たれたのか」
もしかしたらこういうことか?というのはあっても、ハッキリとわかる瞬間って全然なかったです。
大人になって理解度が増してきて、ちょっとは見えてきた気がするのですが
でも「自戦解説」を見てみると、ぜんぜん予想と違ったりします。
自分よりずっと強い人の碁だと、なおさらそうです。

なので、棋譜にはその人の言葉が欲しいと常々思っています。
第三者でもできる手の解説ではなく、誰にもわからない主観のところ、
一手を選ぶときのプロセスが欲しいのです。

5の5会の「解説しながら対局する」という形は
それをもっとも手っ取り早い形で、リアルタイムで
見てる人が「わかる」ようなものにしたいと思ったのです。
自分が解説するときには、読みを見せるのも大事ですが
主観とか気持ちとか、そういうことを重視しています。

毎回のゲストは、わたしが「知りたい」と思う人を呼んでいます。面白い人・面白い碁ばかりです。
面白い会にしますので、ぜひぷらっとお越しください~~ご予約不要ですので。



最近はnote
https://note.mu/igoart (せきしょういち)
のほうに文章をちょくちょく書いています。深夜に。

そしてyoutube「踊る囲碁アート」
新しい動画の
「囲碁を打つと動く!?囲碁アートを解説【桜の木】」

おとおいアップしました。よろしくどうぞ!
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4月7日は5の5会です!!(ゲスト伊藤裕介さん)

こんばんは、関です。

ブログがごぶさたになっちゃいました。  
実は今、水面下であるプロジェクトが進行中です。
明日あたり発表できると思いますので、ぜひお楽しみにフフフ


さて、今日は3月31日・・・なんと私の誕生日でした!
29になりました。
20代がついに最後の一年間、
色々楽しくなってきたので、まあ、あまり気にせず頑張っていこうと思います笑

そんな29歳に立ちはだかる、最初の対戦相手

「5の5会」で伊藤裕介くんと対戦します!

5の5会 チラシ 静かめ 緑2月4月

初台囲碁クラブにて、13時半~17時半
対局しながら、なんと打ってる二人が解説もしちゃうという、新しい楽しい観戦会。
もう5回目なんですね~。
終わった後には、対局者2名による指導碁(多面打ち)も。

今回のゲストは、同じ埼玉県繋がりで最近よく対局させてもらっている伊藤くんです。
お兄様とともに、中野坂上の囲碁サロンたつみ 
月曜・木曜の席亭・師範を担当されています。
ウェブサイトはこちら!
毎回更新のFacebookページはこちら!

10代のころは棋士を目指し院生で研鑽を積む。
20代となっても実力は伸び続け、ついにアマ本因坊戦の全国ベスト8に!
そういえば僕のほうが分が悪い。頑張らねば。
指導のほうも、入門~高段まで、的確・優しい指導で人気です。

棋風(碁のタイプ)は、実はまだあまりつかめていませんw
オールラウンダー、万能のような気がするのですが、戦うべき所はほぼ必ず戦う。
気合いが良い印象があります。
今回の5の5会は、自分の脳内を出しながら打ってもらいますから
私もその内容を知りたいところです笑

そして私は戦ってないと気が済まないし、
わたしの「5の5」の大きなスペースに入ってくることになりますから
まあ、今回もヨセまで行くかどうか
そこが個人的には大きなポイントです(過去4局すべて中押し、激しい展開に)

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彼のお兄さんともども、仲良くさせてもらってますが
それというのも、普通に囲碁を打っただけでなく。
私の囲碁アートを早くから注目してくれた、ということがあります。

もう2年くらいになるでしょうか、まだまだ絵をかき始めて間もない頃から
二人にはすごく見てもらったですね。
子供教室に招待してもらって、囲碁アートを描く会をやったりとか(・∀・)

囲碁で面白いものを作ろうとしている同志として
5の5会、面白い会にできたらいいと思います!
会場広いですし、ご予約不要ですので
ぜひ初台にぷらっと、お越しください~~


2月11日「5の5会」の遅い振り返り。

こんばんは関です!

そろそろ2月が終わってしまいますね・・・。
今月は体力が切れてしまったので,来月はもっと元気に過ごすのが目標です。

ところで、まだ振り返っていませんでした
2月11日「5の5会」

福岡明日翔インストラクターをゲストに、解説しながら真剣勝負しました。
会場は初台囲碁クラブ。
12名のお客様にお越し頂き、おかげさまで盛況となりました!

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(対局後の風景、楽しそう。勝者はどちら・・・?)

毎回、スタッフをしてくれているJuntaro.K インストラクターが記事を書いてくれました!
そちらもぜひよろしくどうぞ\(^_^)/

印象深い場面ばかりで、この日からずっと一日に一回は、この一局のことを思い出しています。

tenge.jpg

わたし黒番なので、とうぜん黒1
白の福岡くん、なんと白2の天元へ!!
「昨日全然眠れなかった」と言っていた福岡氏、この作戦をずっと考えていたからだったのだ・・・!
まあ、予想はしてました。だって前も一回打たれたもんね
中央にどんどん広げたい黒の作戦を、この手でジャマするつもりなんです!

tengenn.jpg

それは困る!と中央の白にけんかを売り
「風車」みたいな形になりまして、ここからずっと激しい戦いに。

ところでこの展開、わたしが囲碁を始めたキッカケ
「ヒカルの碁」
の、進藤ヒカル-社清春戦とかなり似ています。
20巻・21巻あたりにありますから要チェックです!

ところで今回はしっかり動画に残したので、主催者権限で見返したのですが・・・対局時は聞こえなかった、対戦相手の解説。めっちゃ面白かった!

何が面白いって、自分とはまったく違う見方で打っていたことが改めてわかったことです。
「5の5会」は、たんにリアルタイムで内容が分かる、という以上に
同じ局面でも、両者の見方が違う
というところをぜひ見ていただきたいと思っているのです。
その面白さを出したく、毎回違うセンスの人を呼んでいますから分かってはいたものの、改めて感じました。

tengennb.jpg

たとえばこの局面。
わたし黒△と打ちまして、中央右側の白三子を切り離して攻めちゃうぞ~といった場面です。
個人的には攻めが好きです。石を取るのはもちろん、追いかけつつ良い陣地を作るのが快感。
さらに碁盤の右半分、黒の大きな陣地になるイメージもふえて良い感じかな~と思っていました。

しかし、福岡くんはちょっと違って
「×のところを含めて、△はアキ三角になっている」
ところに注目しました。
アキ三角は、効率悪い形。

tengennbb.jpg

「相手にアキ三角ができたらもう十分。そこはもうあまり頑張らなくてもいい。中央より下辺を重視!」(意訳)
なんと中央の白石3つを「捨石」にして、そのあいだに碁盤の下側を巨大な陣地に!
なんと柔軟な・・・自分にはなかった発想でした。

ここでの黒の判断と白の判断、どっちが正しいか。
それをずっと考えていますが正直分かりません。
多分、どちらもかなりの程度正しいのでしょう。
ふたりの見方がくっきりと分かれたことを示す黒白の形と、解説の内容。
5の5会でいちばんやりたかったことが現れたんだなと思って、すごく嬉しかったです。


ちなみに、この後の展開で
・白石3つがうまく捨石になっちゃった
・黒の大きい陣地ができなかった(白がうまく入った)
という展開になり、負けました笑
結果的には福岡くんのイメージ通りだったようです・・・。


次回は4月7日(日)13時半~
ゲストは伊藤裕介インストラクター
その次は未定ですが、6月か7月になる予定です。
是非ご期待ください!勝ちたい!!

去年始めた「5の5会」がたのしい

こんばんは関です!

去年はいろいろなことを始めたのですが、その中でも自分の囲碁の会である「5の5会」は大きかったと思います。

過去記事1
過去記事2
過去記事3

対局しながら自分たちで解説もする、というのを前に思いついて、やってみたかったのです。
自分の碁を解説する「自戦解説」が好きで、誰のものであれ見たいと思っていまして、じゃあ自分の碁から始めようと。
そのうえ、自分の得意布石「5の5」の威力を世に知らしめるという裏テーマもw

打って解説してまた打って、ってめっさ大変そうですけれど、3回やったら慣れました。
むしろ今では、しゃべりながら打った方が調子いいかも・・・・とさえ思えてくるぐらいです。

今年のスケジュールも、順次決定しております。
次回 2月11日(月祝) ゲスト 福岡明日翔さん
次々回 4月7日(日) ゲスト 伊藤裕介さん
場所:初台囲碁クラブ(初台駅徒歩5分)  13時半~17時半
参加費:3000円 指導碁ご希望の場合は一局につきプラス500円

座ったり立ったり、打ったり喋ったり、真剣だったり笑わせたり、二人でせわしなくやっています。
ぜったい面白くなります。
囲碁のルールがOKならだいじょうぶ。
二人ともインストラクターなので、解説わかりやすくしています。
ご予約は不要ですので、ぷらっとお越しください♪

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囲碁の楽しみ方はそれぞれ、というより無限にあるというのが私の信念。
しかしそれでも、直球に「囲碁打つ」というのはやっぱり面白いし、勝負に熱くもなります。

ちょっと前、珍しく囲碁の大きな勝負がありました。
その夜ぜんぜん寝付けませんでした。
思えば修業時代、昼夜逆転になりがちだったのは囲碁を打った後に寝付けなかったから。
脳がずっと興奮してしまったのです。自分をあんまり強いとは思ってませんが、でも使える脳は使いました。
いま社会人なのでそれは危ないけれど・・・。何年かぶりに味わった体験でした。

まだまだ自分は囲碁の勝負に頭の大部分を使うことができるのだ
と、布団でもがきながら感慨深かったです。

5の5会でも、そんな「出し切る」という体験ができるように頑張って、良い碁を見せたいと思います!

なぜ解説しながら対局するのか。(7月15日・5の5会)

こんにちは関です!

7月15日(日)、初台囲碁クラブで「5の5会」
ついに一週間前くらいになりました。

毎回、ゲストのインストラクター(強い人)と
わたし関が公開対局、囲碁で勝負をして
どうじに、打ちながら自分たちで解説をする
という新しい形です。

初回は井場悠史さん(今年のアマ名人東京代表、さらにすごい実績も手にしたとか)
二回目、9月23日(日)には宮本舞さん(元院生)

院生をやってた人に、しかも都の代表まで・・・
関先生、大丈夫だろうか。けちょんけちょんにされないか。
しかもこの人「5の5」しかやらないとか言ってるし・・・

どうなるか、やってみないとわかりませんが
最近は囲碁アートのイメージしかない私、実は大会も
赤旗名人戦全国優勝2回というものがありますので
うん、大丈夫大丈夫・・・・と自分を鼓舞して
いま猛勉強してます。笑


しかし、なにもかも初めての企画なので、緊張しますね~~
うまく言葉にしたいと思うのと、そもそも
良い碁を打って楽しんでもらいたいですから
普段の対局以上に手が震えそうです。笑

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「公開対局」ってみなさん、見たことありますか?
たびたびイベントなどで、プロの先生同士や
アマチュアチャンピオン、有望な少年少女など
席上で対局して、同時に解説する棋士の先生がいる。
そんな形で、昔から親しまれてきたものですね。

こんかい、私たちは新しい形をとります。
「公開対局しながら、自分たちで同時に解説する」
なんでこのイベントをしようと思ったのか、いくつか考えたことを書きたいと思います。


1 自戦解説はおもしろい!

囲碁の解説は大きく分けて2種類。
ほかの人が解説するか、自分で解説するかです。
いま主流なのは前者で、第三者が客観的に内容を語るものです。
じっさいに対局しているといろいろな感情が混じりますから
ちょっと離れてみている人のほうが、すっきりと伝えられるメリットがあると思います。

しかし、わたしは「自戦解説」のほうが好きです。
その人がどう思ってここに打ったのか、どんな景色を見ていたのか。
良い手か悪い手かは、研究しだいでほかの人にもわかりますが
一手に込められた、なにか別のもの
そこにすごく惹かれます。
一局の碁をその人の作品とするならば
わたしはその人の言葉と一緒に、一局を眺めたいと思います。
打ちながら自分で解説すれば、より一局の物語を
味わえるのではないか、と期待しています。


2 二人でやれば、さらに面白い!
 
そもそも、囲碁は二人で打つもの。
一局の碁は二人の作品と考えられるべきでしょう。
そして向かっている盤と石の形は同じでも、考えていることはぜんぜん違うものです。
一局をより深く味わうには、両者の見方を知れたら最高です。
今回は、同時に解説ということで
一方の人は耳をふさいで、聞こえないようにして・・・・笑
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井場悠史(無音状態)

違う二つの視点から、一局の碁を見ていただくことになります。
どのあたりが違うのか、あるいは同じなのか
5の5を打つ人の視点とは。打たれた人の視点とは。
くらべてみると面白そうだと思いました!


3 自分の碁について言葉にすると、勉強になる!

ぜひ試してみてください。
ご自分が打った碁を、どんな考えで打ったのかを
しゃべったり、ノートに書いてみると良いと思います。

これはインストラクターの人は実感している方も多いはずですが
囲碁を言葉にすると、強くなることが多いです。
わたしは間違いなく、インストラクター5年してきて
ちょっと腕が上がったと思います。とくに布石。
思考が整理されるのが、とてもよかったのです。

囲碁は人間の頭では正解を導くのが難しい場面が多い、あいまいなものですが
それをいかにシンプルにして、うまく考え方を見つけるか
というのがとっても大切。
わからない局面のときに、余計な思考を排して
すっきりとした道筋を見つけやすくなります。
囲碁をどう言葉にして、じっさいの一手につなげるのか
井場さんはそこがすごく上手い先生ですし
何か、ヒントになるものを一緒に提供できればうれしいです!

あと、打ってる自分たちもたぶん勉強になるでしょうね。


自分の実際の対局が
「アート」に相応しいものになって、
来ていただいた皆さんに楽しんでもらうのが目標です。

暑い夏、ぜひ涼みながら
見に来てください~~