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「こういう場所が好き」とかじゃなくて、「場所そのもの」が好き、という話。

こんばんは、囲碁アートの関です!

ぜんぜん囲碁と関係ないし、伝わるかよくわかんない話をします。


「どんな場所が好き?」っていう質問があったとして、みなさんどう思うでしょうか。

夏のビーチみたいにめっちゃ明るい場所をイメージしたり。
冬の雪山みたいに落ち着く場所をイメージしたり。
あるいは自分の部屋のパソコンの前や、布団の中。
暖かいか寒いか、湿度はどのくらいか、音量はどれくらいか。
人が多いか、一人でいるか。

などなど、思い浮かびます。
あえてこの中だと布団の中がダントツ好きです。


昔から地図を見るのが好きで、中学の休み時間にずっと地図帳を眺めていたり、知らないところを散歩したりサイクリングしたり、旅行するのも好き。
その理由は、いろんな場所が好きだから・・・と思っていたのですが、あることに気づきました。

もしかしたら、わたしは場所である時点で、もう好きなのかも知れない・・・と!!
つまり、わたしの精神は「ああ、いい場所だなあ」の前に、「ああ、場所だなあ」という風に喜びを感じている可能性がある。

世界地図を眺めていても、赤道近くの熱帯雨林も楽しく想像して眺めるし、ロシアの針葉樹しげる深い森も楽しい。
ああ、街があるな・・・ここは何もないな・・・というふうに見るのも楽しい。
電車で旅をしても、大きな駅で降りても楽しいし、人がぽつりとしかいない駅も興奮する。
裏道も広い道も歩きたい。
部屋の中でも、どこで座っててもうきうきする。
布団の中は天国だし、布団とカベの間のわずかな空間も愛しい。


「どんな場所が好き?」といわれたら
「場所そのものが好き」と答える

それでは、おやすみなさい。
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ねこグッズが好きですが、益子陶器市は素晴らしいと思う。

こんばんは関です!

ねこが好きです。

飼ってはいませんが
野良猫とお会いしたら、心の中で会話をし
囲碁アートでも主に「消火器の上の猫」の絵をいくつか描き
さらには、だんだんねこグッズが増えてきています

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(財布のひもがゆるんだ図)

とりわけハチワレ専です。
目の少し上に黒の毛がくる、消火器さんスタイルがこだわりです。


そんな私ですが、毎回楽しみにしているイベントが

益子陶器市

です(。・ω・。)

栃木県の益子町、東京から電車で約3時間の陶芸の町。
アーティストさんたちが沢山住まわれています。
ひょんなことから、陶器にちょっとだけ興味がわいて
単身乗り込んだところ、楽しくて楽しくて
メインストリートがすべて陶器市になるという、年に二回のお祭りです

うつわやコーヒーカップはもちろんのこと
陶芸で作れる物なら、なんでもあるんじゃないかと
思わせるラインナップですが
わたしはやはりねこに目移りしてしまい

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出会ってしまいました、最高の作品!
すみ田理恵さんという方のお皿で
ねこにこだわったものを作り続けていらっしゃいます
(左のぬいぐるみは他で買った物。お気に入りですが先日なくしました涙)

完全に一目惚れ
ねこのリアルを表わしているようで
ずっと見ていたくなるお皿です笑
いまは玄関に飾っています。

アートや、かわいいものがお好きなかたなら
益子陶器市、ぜったい楽しめると思います!
今年もゴールデンウィークにあるので
行けたら良いな・・・!

囲碁と時間的永遠について

こんにちは関です!

一般的に、囲碁は「有限」のゲームとされます。
碁盤には端があり、それ以上外にはいけず
いつかは石を置く場所もなくなり、勝負は終わる。
かならず一番良い場所があり、つまり答えがあるはずだ・・・

もちろんその通りで、囲碁は「二人零和有限確定完全情報ゲーム」。


しかし、その中でもときたま「永遠」のような気がする時があり、
そして本当に永遠が現れることもある・・・
そんなところも囲碁の好きなところです。

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王銘エン九段に「ゾーンプレスパーク」という著作があります。
これは素晴らしい本だと思います。
王九段の囲碁の打ち方のスタンスを書いているわけですが
囲碁そのものに一人の人間がどう向き合うか
という思索があり、ひとつの哲学書のようなおもむきがあります。

その中で王九段は、「ゾーンプレス」という戦法を、だいたいこのように位置づけます。自分の要約なので、すべて合っているかわかりませんが・・・・

「有限で、答えがあるはずの囲碁だが、人間にとってはとうてい答えにたどり着けない、まるで無限であるかのように思える局面がある。そのときに人間なりにどのように一手を打てばよいのか。石と石の力関係ならある程度人間にもわかるから、それを中心にした理論である」

具体的な打ち方についてはここでは触れません、ぜひ読んでみていただきたいです。
全体の8割くらいがユーモアで占められています。
ここで注目したいのは、囲碁が「無限」と感じられる瞬間を王九段が注目している、ということです。

目の前の机の上で、何十センチかの盤と3桁くらいの石でできちゃうゲームですが
無限に深い、広い世界がひらけます。
うまくいった対局でも負けた対局も、自分の一手よりもさらに必ず良い手がある。
いままで自分の人生で、格上に勝ったり記念になっている碁はありますが
しかし、すべてが分かった対局など一つもなく、まだ満足のいく一局を打てていないし
おそらくずっと「永遠」に打てることもないのでしょう。

日常でなかなか感じる機会のない「無限」や「永遠」という感覚を
常に感じさせてくれるようなものの一つが
囲碁なのだと思います。

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と、いうのは人間が感じる限りの「無限」「永遠」
であるわけですが
哲学科の人間としては、それだけでは満足できません!!

ときたま、ほんとのほんとに「永遠」になる形が囲碁で現れるのです。

むかしツイッターで投稿したものですが・・・

三路盤、まわります

3.png

たまたま3路盤で遊んでいたところ、見つけた形です
(自分が第一発見者かどうかはわかりません)
ここから黒が囲碁をすると、無限にコウ争いとなり
勝負が終わらなくなります。
いわゆる「無勝負」の形ですね。

どう打つか、ぜひお考えください。ツイッターのほうに動画があります。

実際の対局では、そこで打ち止めになり、勝ち負けなしとして終わりますが
囲碁規約では、「双方が同意したときは無勝負」とありますので
談合すれば、ずっとぐるぐる回ることも可能です・・・!笑

ほかにも無勝負の形はたくさんありますが
なんだか、対局が終わっても
人間から離れた囲碁の世界の中で、永遠に続いているかも・・と想像したくなり
私がニヤニヤしているときは、大抵そういうことを考えております。

無勝負の形、ぜひ調べてみてください(/・ω・)/

「勝たねばならない」という立場について、肯定も否定もなく思うこと

こんばんは関です!
今日も読んでいただいて、ありがとうございます!


さて、いま囲碁の世界は史上最年少棋士の話題でもちきりです。
仲邑菫さん9歳。4月からデビューなので、10歳で棋士になります。
通常のプロ試験ではなく、特例の入段(プロになること)ということも
大きな話題になっています。日本棋院、すごいことしたな~

個人的には、たぶん最終的には良い結果になると思うので、良いことだと思いました。
文句のつけようがないです。
ただ、立場によってこの出来事に感じることが違ってくるのは確かで、
これからを考えるために、それは埋もれるべきではないと思います。
今プロ試験を打っている若人たちはどう思っているのか、インタビューしてみたい気持ちです。

「良いことだ」と思いますが、「良いことだ」で終わる質のものではなく、仲邑さんの棋士人生において、この出来事は一生のしかかってくるものです。
そう、誰にも増して「勝たねばならない」立場にわれわれは彼女を立たせたと思います。

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かく言う私も、弱いながらプロを目指していました。
16歳~18歳の短い時期でしたが、もともとの道を外れて
プロ試験を外来で受験する立場でした。
勝たねば将来がない、と本気で思っており(結果的にはそんなことなく、今いい感じなのですが笑 当時はわかりません)

「勝たねばならない」
というのは、脳に刻まれて常に暗いもやもやの様に襲ってくる観念でした。

ですが、私は囲碁も人間も弱いので、耐えられませんでした。
この状態で負けることは、本当につらいもの。だんだん囲碁は恐怖になりました。
修行すべき時間をカラオケに逃げ、ニコ動に逃げ、チャリでずっとどっか行ってました。
今思えばそっちも貴重な時間だったので、良かったと思っています。

いちおう囲碁はちょっと強くなり、大会で結果を残せたり、苦しい時をともにした友人がいたり
良いこともたくさんありましたね~
しかし、プロ試験の成績が落ちたことを理由に、この状態からは脱しました。
試験が終わったその日、日本棋院から出た瞬間に
本当に目の前の景色が、ちょっと暖色が増したように変わった気がしました。

「ああ、もう勝たなくていいんだ」

そのあと大学に入ったのですが、そこで久しぶりに
勝っても負けても囲碁が楽しい
という状況に出会うことができまして
その時は本当に涙が流れました。。

今も真剣勝負をするときは負けても楽しいですし
生徒さんと指導碁しても楽しいし
もちろん囲碁アートを作る時間が楽しいです。

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囲碁にとって勝ち負けとは。人によっていちばん違う所です。
自分なりの勝ち負けとの付き合い方を、囲碁をする中でだんだん見つけていくものです。
わたしの状況はたまたま、苦しい瞬間もありましたが
人生全体でみれば、基本的には楽しめています。

さて、プロ棋士です。
プロは勝たねばならない・・・その中でも、仲邑さんの状況は、本人にものすごい重圧を感じさせるものかもしれない。
これがわたしが真っ先に思ったことでした。
私は、人に対して「勝たねばならない」と強いることはできないな。と思って、背筋がぞくっとしました。

でも、おそらく大丈夫だとも思います。
プロになる力を持っている人のほとんどは、すごい重圧の中でもうまく囲碁と付き合っていけると思うからです。
そして、強いから実際に勝つと思いますし、大きな結果を残して「これでよかった」と全員に思わせる日が来る気がします。


しかし、もし仲邑さんが私みたいに耐えられなくなってしまったら。
誰にも責める権利はないぞ、とささやかながら応援したいと思います。

そしたら、囲碁アート作りに誘って・・・フフフ

昨年の振り返り。その2「コミケ・ゲムマに囲碁で突撃した話」

こんばんは、関です!

今年の目標。ブログでもなんでも、考えたり思ったりしたことをもっと発信しようと思います。
そう思うのも実は10回目くらいなんですけど・・・
ブログが最近続いた試しがありません。三日坊主になったら、なんか罰ゲームでもやったほうがいいですかね笑

でも、意外と中学生のときにずっとブログ書けてたのでした。
一番囲碁を夢中でやってた時期に、その日の対局をとにかく振り返るというなんともかわいらしい日記です。
気づけば囲碁のことばかり考えている今なら、もしかしたら。

ということで、昨年あったことを今回も振り返ります。
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ビッグサイトに最近よく行くようになりました。

ありますよね、大きなイベント。
一般的なイメージとしては、オタク文化圏のお祭りが多いということなります。
特にオタクといえる趣味は持っておらず、強いて言えば囲碁の一手の価値の目数をコレクションしているくらいの(分母萌え)、オタク要素皆無な人間ですが

「ゲームマーケット」

におととし出展して以来、楽しくなってしまいました。

ゲームマーケットは、「電源を使用しないアナログゲーム」がたくさん集まる、ボードゲーム好きな人たちがわんさか集まるイベント。
囲碁ももちろんその条件に合致しており、じっさい囲碁ブースが出た回もあったようです。
が、そこまで囲碁の人は多くないみたい。

いま一緒に活動しているやぬやぬ氏にお勧めをいただき(ほんとうにありがとうございます)
普段のインストラクター仲間にも加勢していただき(ほんとうにありがとうございます)
「ここから囲碁するアート」で出展したのがおととしの12月。
そして昨年も5月、11月の両方に参加で、もうなんだか常連の気分です。

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ほとんどの皆さんが囲碁を知らない中、囲碁で描いた自分の絵を見せたり、売りに行くわけです。
前日は緊張でブルブル震えました。
だからこそ、当日に良い反応をたくさんいただけたときは
涙でるほど嬉しかったですね~( ;∀;)

囲碁のルールおしえて、と言っていただけたり
良い勝負になってることにびっくりしていただけたり
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単純にデカいことにびっくりされたり笑

さらに、「コミケ」にも二回参加できました。
いま日本で一番盛り上がっている場所・・といっても良いかもしれません。
ゲムマ以上に囲碁から離れている場所ですが、
物珍しさから。ヒカルの碁で昔覚えたから。ミッシェルガンエレファントが好きだから。
などなど、想像以上に見ていただけました。

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最近、囲碁以外の場所にどんどん行くようになって、ほんとよかったと思います。

自分の絵をほんとうに良くしていきたいのですが、いろいろな方面の人に見て頂いて
新しい発想を得ることもできますし
単純に、自分にとって楽しい瞬間の連続です。

そして、囲碁というものが「数あるゲームの中のひとつ」という(当たり前の)体験をできました。
一つの文化の中にずっといた自分としては、やっと外の国に出てきたようなもので
囲碁とは何なのか、改めて考えたり
どんなふうに囲碁を表現したり、面白くしていこうか
示唆に富むことばかりです。


今年も、ゲムマとコミケ、あるいはデザフェスも気になってますが
どんどん足を延ばしてみたいです!
そしたらぜひ見に来てくださいね~~