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英語版ウィキペディアの棋士のページに

こんばんは、関です。

ウィキペディアが好きなので、ずっと見てるときがありますが
たまに日本語版だけでなく、英語やフランス語なども見てみるとまた違った感じで書いてありますね。


囲碁の記事、アジア圏だけでなく欧米のほうでもすごく充実しています。
とくにすごいと思ったのが、英語版の海外トップ棋士の記事で

キャプチャ
(この人はだれでしょう)

他の棋士との対戦成績がまとめられている!!


ウィキペディアは個人個人の努力によって作られていて、熱心な書き手に恵まれるとその世界がそれだけ魅力的に見えてきますね。
わたしも時間と情報さえあればやってみたいと思っているのですが、なかなかそうもいかず・・・!
ウィキペディアンの方々、凄いと思います。
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面白い形を共有するコーナー3 ピリオドの打ち方がはげしい。

こんばんは、関です!

ここ一週間、インフルエンザにより安静にしておりました。
ご迷惑・ご心配おかけしまして、すみませんでした。
症状は軽い方に思えましたが・・・
自分ではわからないものです。

今日からブログ再開しようと思います

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対局を観るときに、あるいみ一番注目が集まるものに「投了の瞬間」があると思います。
終わり方がどんなものかによって、一局全体のイメージが変わってくることがあるでしょう。
ひとりひとりの個性が出るところですし、絶妙の終わり方に出会ったときは、もし敗者の側であったとしても強く印象に残ります。

今日はそんな一場面を

黒:村松竜一八段 白:趙治勲九段
mura1.jpg

どうやら白が優勢のような局面。
白は端の地が多く、右下で黒石がほぼ取られている箇所もあります。
黒は、中央の広いところがどれだけまとまるか・・・が望みですが、いろいろな所から白が入ってきそうで、むずかしそう。
左辺、黒がうまくいかねばなりませんが、キズが多くて大変・・・

mura2.jpg

と思ったら
黒1の「三段バネ」!!
ふつう、良い手になるのは「二段バネ」までがほとんど。
「三段」以上となると、成功するのはレアケース。黒石が取られやすいですからね。
まわりの状況次第では妙手となるかもしれません。
村松先生、やったか!?

mura3.jpg

白の趙先生、白2と「両アタリ」・・・これでどれかの黒石が取られます。
その瞬間、黒が投了。

この場面にはちょっと感動してしまいました。
最も激しい黒1、白2のまま、この一局の時間は終わりました。
観ている私たちには、戦いの熱さが冷めやらぬまま残され、そしてこの一局への無念の思いがそのまま流れ込んでくるようです。

mura4.jpg

黒は、あえてこの後の展開を打ちませんでした。
黒1に白2と取られてしまいますが、黒3という手が今度狙いになる・・・それが「三段バネ」の意味。
しかし白4という強行突破の手があり、陣地にしたかった中央に白が出てきちゃいそう。
おそらく、こうなることが予想されるので黒投了となったのですが
あえてここまで打たず、両アタリの瞬間の投了は美しいと思いました。

村松竜一プロの碁は、序盤中盤終盤、一局通して面白いイメージの手が多く、好きでよく観させてもらっています。

それでは、おやすみなさい。

面白い形を見つけたら共有するコーナー2 ~一列系~

こんばんは関です!

「棋譜並べ」が昔から好きで、勉強時間のほとんどをそれに費やしてきました。
強くなるため、というのはもちろんのこと、他の人が打った対局を見るのがもともと好きなので、それぞれの人の作品を眺めるのが楽しかったのです。

最近は碁盤をださず、もっぱらパソコンとスマホで見ています。
パッパッと並べられちゃうので、あまり深く考えて見てなかったりしますが・・・。
でも、そのぶん多くの棋譜を見ることが出来るようになりました。

たくさんの碁を見ていくと、印象に強く残るものがたびたびありまして。
私の場合は、囲碁の展開というよりは「形」からまず見ています。
これも、囲碁の意味があるかないかは関係なく、「デザイン」みたいなことです。
自分が「ああ、いいなあ」と思う形があると、じっくりその棋譜を見ています。


今日発見したものがこちら・・・
kimi2.jpg

黒:山田規三生九段 白:結城聡九段
左辺、なにやら複雑なことになりそう・・・

kimio.jpg

白1の切りに、「白を取るぞ!」という黒2の手から4と、上のほうの黒と繋げて陣地を増やしました。
そのかわり、白5と打って、黒の一個を「シチョウ」という形で取った・・・
という意味の展開ですが
なんと▲を含めてタテに七本、白黒が互い違いに並びました\(^_^)/

「きれい!!」と思いました。
関西のトップ棋士のお二人、もしかしたら遊び心もあったのかもしれません。
この形は、中押しで終わった最後の局面まで、お互いに触らずに残っていました。

hane4.jpg

そのあとの、途中の下辺の戦いで
黒1,3と一間トビ
左下とあわせて、これも統一されたデザインだなと
思いました

肝心の碁の内容は・・・実はあまりわかりませんw
これでいいのか自分。笑

囲碁の面白い形を見つけたら共有するコーナー

こんばんは、せきです。

毎日更新し始めたのですが
そういえば、普通の囲碁の中身の話をぜんぜんしていないことに
やっと気づくことが出来ました

でも、こう見えて
最近打たれたプロの先生の対局は鑑賞していますし
好きな一局を並べかえしたりするのも好きです。
このブログでも、自分の視点から何かご紹介できたらいいなと思っています。

今回は、大好きな藤沢秀行名誉棋聖の碁から。

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ところで、囲碁の中で好きな形というのが誰しもあるものですが
わたしも幾つかありまして

hane.jpg

その一つが、こちらです。
理由?
かわいいからです。


囲碁的には、あまり作りたくない形で
どちらも石が取られそうで落ち着かない
作った側のほうが、不利になりやすいでしょう

でも、そんなことは関係ありません!!
かわいいから好きです。
かわいくないですか?
そう、いわゆる「推し」です。
これが何年かに一回くらい、プロの対局で現れた日には
その日はちょっといいビールを飲みたいと思えるような形です。

黒番 藤沢秀行名誉棋聖 白番 羽根直樹六段
http://www.kihuu.net/threadno/k00000040450

hane1.jpg
この局面で黒番ですが、秀行先生のワザが鮮やかに決まりました。

hane2.jpg

黒1で白を切って、その直後に黒3!
例のあの形の誕生です
黒1の石が今にも取られそうですが、そんなものお構いなし
白▲の石達を左下に閉じ込めてぜんぶ取っちゃおうという、どぎつい一手です

hane3.jpg

このあとも難しいですが、
黒1の石を取られちゃうので、普通は良くないけれど
黒3,5,7と打つことが出来まして
左下の白の石が、真ん中のほうの白とつながらず
全部白の石が取られちゃった。
黒21で白が投了
ただただ、つよすぎる

これからも、最初の6つ集まったアノ形
見つけたら報告します\(^_^)/