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陣地が大好き、という話。

どうも、せきです。

突然ですが、私は陣地が好きです。
もちろん囲碁の話です。

囲碁なんだから当然じゃん・・・と思われるかもしれませんが、
こういうと、囲碁界では結構驚かれます。
関さん「5の5」使いなのに、陣地が好きなんですか・・・という感じで。

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(相棒の5の5氏、隅の陣地を相手にあげてしまう素晴らしい人格者)

わたしはいわゆる重度の「模様派」で、同時に極度の「厚み派」です。
囲碁の序盤で、すぐにしっかり陣地を作るよりも
陣地じゃないけれど、ものすごく大きいスペース(模様)をつくって
陣地じゃないけれど、とても強い石(厚み)をつくって
相手の石と戦って、勝負をしていくタイプ。

その反対は「実利派」といわれます。
序盤で、主に端のほうの陣地をまず作っていく作戦。
相手よりも陣地を多くして、終わりまで逃げ切るというタイプです。

(人によって考え方は違いますが、一般的にはこんな感じでしょうね)

私とあなたが対局をしたとしましょう。
必ず序盤で、端のほうの陣地をたくさんとることができるでしょう。
しかし、中央を見上げると私のほうが物凄いスケールのものができているでしょう・・・!


囲碁界を見渡しても、5の5を使っている人はほぼいないですし
(でも先日の全国大会決勝で平岡さんが使ってましたね。感動しました)
「陣地をとらない」というイメージが私についていると思います。
でも、私は囲碁の中で陣地がすごく好きです。

それは、どんな作戦をするにしても囲碁を打つ以上は
「最後に地が多いほうが勝ち」
だからです。
わたしは、大変まわりくどい方法ではありますが
最初に陣地をとらずに、あとからガンガン多くする
という展開にシビれているのです。

相手の石を攻めたり、自分の石を守ったり
そうすることで、まだ陣地じゃなかった空間が
がらっと自分の陣地になったり、あるいは相手の陣地じゃなくなったり。
あるいは相手の石をしとめて、そこが陣地になったり・・・
まだ石がない場所に、何を見出していくのか
その変化を味わうのが、たぶん私が囲碁にはまって続けている理由です。

私の「囲碁アート」も、
ある意味で、陣地を描いているものです。
この絵にはこういう陣地ができている
というふうに鑑賞することができますし
陣地が同じくらいでいい勝負、という事実があることが
絵が囲碁の世界にピッタリはまる効果を生み出していると思います。


いかに良い陣地をとるか
陣地をいかに魅力的に表現して、作品にしたり囲碁を覚えてもらったりするか
頑張っていこうと思います


そんなわけで、
「5の5会」
12月2日(日)明後日に迫ってきまして
当日まで、ずっと囲碁のことを考えて過ごしており
この文章ができあがりました・・・!

DtOviCIUUAAmiK5.jpg

初台囲碁クラブにて13時半からです。
予約は不要で、ぷらっと観戦にきてください!

あ、2月11日の祝日が来年の一発目なんですけど
インストラクターの福岡明日翔くんがゲストに決定しました!

笹子さんも福岡くんも、石がぶつかったときの戦闘力がものすごい印象
激しいことになりそうですが
どんなふうに、「最後に陣地を多くする」のか
そのあたりの脳内を公開出来たらと思います(=゚ω゚)ノ

毎回宣伝になっちゃいますが・・・笑
文章が長いタイプなので、たまにしかブログを書く気にならない、というのが理由です。
もっと更新するようにしようか・・・うーむ
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